看護師の主な仕事は、患者さんに寄り添った良いケアを行うことです。それを実現するために必要となるのが、チームワークです。しかし、実際の看護現場では看護師同士の人間関係のトラブルがしばしば問題となっています。チームの中には、協調性に欠ける人や、チームワークを乱す人がいることもあるでしょう。そういった人に振り回されてチームワークが乱れれば、医療ミスが起きやすくなってしまいます。患者さんの命がかかっている以上、チームワークに問題がある場合は、早急に改善する必要があります。そこで今回は、チームワークを乱す人の特徴や付き合い方に言及していきたいと思います。
チームワークを乱す人の特徴としてよく話題に挙がるのが、強い口調や高圧的な態度を取る人です。高圧的な言動は、周りを委縮させてしまい、チームでコミュニケーションを取ることが難しくなってしまいます。また、人によって態度を変えたり、悪口ばかりを口にしたりして、チームワークを乱す人もいます。こういった人への対処法として、同じことで悩んでいる人と一緒に、上司に相談する方法があります。一人ではなく、困っている人が他にもいれば、それは信憑性のある問題として伝えられます。それでも全く効果がない時は、部署を移動させてもらうことも検討しましょう。また、悪口ばかり言う人に対しては、同調せずに話を受け流すことが大切です。悪口を聞いただけでも、周囲からその仲間だと思われれば、トラブルの元になります。
看護師は業務量が多く、余裕がない現場は珍しくありません。だからこそ、丁寧かつ思いやりのあるコミュニケーションを重視することが大切です。苦手な人がいたら、不快な態度を取るのではなく、礼儀としてきちんと挨拶をしましょう。いざじっくり話してみると、印象が変わる人もいます。トラブルメーカーのような人がいる場合は、一定の距離を置いておくようにしましょう。目に余る行為があった際、上司に相談することをおすすめします。