報連相をスムーズにする伝え方

看護師にとって報連相はとても大切です。しかし忙しい医療現場では、こまめに的確に報連相を行うことがなかなか難しい実状があります。看護師として働きながら、報連相に苦手意識を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。もし、いつ伝えればよいのかわからない、どのように伝えればよいのかわからないという悩みがあるなら、ぜひ以下で紹介するポイントを意識してみてください。

1つ目は、伝えるタイミングを事前に決めておくことです。看護師の仕事は1日のスケジュールがある程度決まっています。その流れを確認する際に、どのタイミングで報連相を行うかを決めておきましょう。そうすることで、焦ったり忘れたりすることなく、業務の報連相を行えるようになります。2つ目は、報連相の内容を簡潔にすることです。報連相の内容のボリュームが多くなればなるほど、伝えたいことが何なのかよくわからなくなってしまいます。報連相では、相手に伝えたいことを明確に伝えることが何よりも大切です。相手に余計な情報を与えないよう、自分の主観や感想は取り除き、事実のみを簡潔に伝えることを意識しましょう。

そして3つ目は、話を聞いてもらえるような言葉を付け加えることです。医療現場は責任重大な上、忙しさもあるため、場合によっては「今忙しい!」と報連相を聞いてもらえないことは珍しくありません。しかし、緊急性が高い場合は、その言葉を押し切ってでも聞いてもらわなければなりません。そのため、そういう時は、「至急確認したいことがあります」などのように、優先順位や状況を把握できる言葉を最初にかけましょう。そうすれば、聞くべき内容かどうかを判断するため、耳を傾けてくれるようになるはずです。